『こんなこいるかな』全12人キャラクター一覧!声優や現在の人気を徹底解説
目次
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:『おかあさんといっしょ』発の大ヒット作『こんなこいるかな』に登場する全12人の性格・特徴・役割を完全網羅。
- 要点2:全キャラクターの声とナレーションをたった1人で演じ分けた名声優・玄田哲章の卓越した職人技と制作秘話を解明。
- 要点3:絵本作家・有賀忍氏が提唱した「短所を否定せず個性として受容する」教育的アプローチと、新装版・グッズの最新事情を解説。
【全12人一覧】『こんなこいるかな』キャラクターの名前・特徴・性格を徹底解剖
『こんなこいるかな』には、子どもの発達過程で現れる典型的な行動や性格をモチーフにした全12人のキャラクターが登場します。それぞれのキャラクターは、子どもたちが自身の行動を客観視し、親が子どもの心理を理解するための見事なメタファーとなっています。1. いやだいやだの「やだもん」
作品の看板キャラクターであり、知名度ナンバーワンを誇るやだもん。何をするにも「やだ!」と拒絶する強い自己主張の持ち主です。だだをこねて怒ると身体が次第に巨大化し、周りの友だちや怪獣すら驚かせてしまうというユニークな特徴を持っています。イヤイヤ期の子どもの心理を象徴する存在です。2. こわがりやの「ぶるる」
いつも何かに怯えて身体を震わせている、心優しい男の子。自分の影や小さな物音、風に揺れる木の葉にすら飛び上がって驚きます。しかし、友だちがピンチに陥った際には、恐怖を抱えながらも勇気を振り絞る場面があり、その健気な姿が多くの共感を呼びました。3. いたずらっこの「ぽっけ」
頭の回転が早く、退屈が大嫌いな男の子。いつもポケットに不思議な道具やおもちゃを忍ばせ、友だちを驚かせたりからかったりするいたずらを仕掛けます。度が過ぎて自分が仕掛けた罠に引っかかるなど、どこか憎めないお調子者です。4. ちらかしやの「たずら」
手にしたおもちゃや身の回りの物を次々と散らかしてしまう男の子。片付けが極端に苦手で、部屋中を足の踏み場もない状態にしてしまいます。しかし、散らかった空間から偶然新しい遊びや造形を生み出すなど、豊かな創造性の持ち主でもあります。5. わすれんぼうの「ぽけ」
約束や持っていくべき物をうっかり忘れてしまうマイペースな男の子。帽子や靴をどこかに置き忘れるのは日常茶飯事で、何をしようとしていたかさえ途中で忘れてしまいます。常にぽかんとした表情ですが、その穏やかで屈託のない笑顔は周囲を和ませます。6. くいしんぼうの「もぐもぐ」
食べることが何よりも大好きな食欲旺盛な男の子。お腹が空くと動けなくなりますが、おいしい食べ物を目にした瞬間にパワー全開になります。友だちの手作りおやつを誰よりもおいしそうに食べるため、周囲を自然と幸せな気分にさせます。7. いばりんぼうの「がんがん」
腕組みをして仁王立ちし、常に自分が一番でないと気が済まない男の子。「おれさまの言う通りにしろ!」と強気に出ますが、内心は寂しがり屋で仲間外れを恐れる繊細な一面も持ち合わせています。リーダーシップの裏返しとしての傲慢さがリアルに描かれています。8. アイデアマンの「ぴかっと」
頭の上にアンテナのような突起があり、良いアイデアをひらめくと電球のように光る男の子。友だちがトラブルに巻き込まれたり困ったりした際、持ち前の観察力と論理的思考で画期的な解決策を導き出す頼れるブレインです。9. めそめそなきむしの「ぽえむ」
感受性が非常に豊かで、ちょっとしたことで涙を流してしまう女の子。悲しい時だけでなく、美しい花を見たり友だちの優しさに触れたりした時にもポロポロと涙をこぼします。共感力が高く、他人の痛みに誰よりも寄り添える優しい心の持ち主です。10. しりたがりやの「みゃー」
「これ、なぁに?」「どうして?」が口癖の好奇心旺盛な男の子。気になるものを見つけると、納得がいくまで観察や質問をやめません。その過剰な探究心ゆえに周囲を困らせることもありますが、科学的な知的好奇心の原点を体現しています。11. まねっこの「まねりん」
他人の行動や言葉、服装をそのまま真似してしまう女の子。誰かが笑えば笑い、走れば走るという徹底ぶりです。オリジナリティに欠ける反面、周囲の優れた行動を瞬時に学習して習得する適応力の高さを見せます。12. のんびりやの「なーに」
何が起きても慌てず騒がず、自分のペースを絶対に崩さない男の子。周囲が焦って走り回っていても、空の雲を眺めています。周囲をイライラさせることもありますが、緊迫した空気を一瞬で和らげる天性の癒やしパワーを持っています。
1人全役の衝撃!声優・玄田哲章が魅せた伝説の話芸とアニメ版の裏側
アニメ版『こんなこいるかな』を語る上で欠かせないのが、全12キャラクターの声とナレーションのすべてを声優・玄田哲章が1人で演じ分けていたという驚異的な事実です。 玄田哲章といえば、アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えや『クレヨンしんちゃん』のアクション仮面役などで知られる、重厚で迫力ある低音ボイスが代名詞のレジェンド声優です。その玄田が、幼児特有のかん高い声の「やだもん」から、震えるような「ぶるる」、おっとりした「なーに」、泣き虫な「ぽえむ」に至るまで、声色とテンポ、息遣いを変幻自在に操り、完全に別々の生命を吹き込んでいました。 このキャスティングは、単なるコスト削減や実験的な試みではなく、「語り部が絵本を読み聞かせる温かみ」をテレビ画面上で再現するための演出意図によるものでした。福田和禾子による軽快で親しみやすいテーマ曲・劇伴音楽と、玄田の温かみのあるナレーションが見事に融合したことで、子どもたちに安心感と没入感を与える極上の知育エンターテインメントへと昇華されたのです。【徹底比較】『こんなこいるかな』各キャラクターの特性と教育的リフレーミング
本作の最大の特徴は、一般的なしつけ教材のように「短所を力づくで矯正する」のではなく、「短所は裏返せばその子の長所(個性)である」というリフレーミングの視点を一貫して提示している点にあります。以下の表は、各キャラクターの課題行動と、そこに秘められたポジティブな教育的価値を整理したものです。| キャラクター名 | 表面的な課題・短所 | リフレーミング(長所・強み) | 編集部の分析・教育的示唆 |
|---|---|---|---|
| やだもん | 拒絶・だだこね・頑固 | 強い自己決定力・意志の強さ | 自我の芽生えを受け止め、選択肢を与える関わりが有効。 |
| ぶるる | 極度の怖がり・臆病 | 優れた危機察知能力・慎重さ | 恐怖を否定せず、安全基地を用意することで勇気を育む。 |
| ぽっけ | いたずら・落ち着きのなさ | 旺盛な探究心・高い行動力 | エネルギーを発散できるルールある遊びへの誘導が鍵。 |
| たずら | 片付けられない・散らかし | 既成概念にとらわれない創造力 | ゾーンを区切って自由に広げさせる環境設定が効果的。 |
| ぽけ | 忘れ物が多い・不注意 | 執着しない大らかさ・柔軟性 | 視覚的なリマインダーや仕組み化で自律をサポート。 |
| がんがん | 自己主張過多・威圧的 | リーダーシップ・責任感の芽 | 他者への配慮を体験的に学ばせるグループワークが適する。 |
| ぽえむ | 泣き虫・過敏 | 深い情緒・卓越した共感能力 | 感情を言語化する手助けをし、情緒の安定を図る。 |

ネットの誤解を正す|「やだもん」は本当にわがままな悪童だったのか?
インターネット上の掲示板やSNSでは、時折「やだもんは単なるわがままキャラクターで、教育上悪影響があるのではないか」といった極端な意見や誤解が見受けられます。しかし、原作者である有賀忍の創作意図や当時の制作資料を紐解くと、まったく逆の哲学が貫かれていることがわかります。「叱って直す」からの脱却
昭和後期の幼児教育では、まだ「言うことを聞かない子は厳しく叱って直す」というしつけ観が主流でした。これに対し、有賀忍は「子どもは未熟だからこそ愛おしい。困った行動をする子どもを突き放すのではなく、その子のありのままを包み込む物語を作りたい」という明確な信念を持っていました。 作中において、やだもんが「やだ!」と拒絶しても、周囲の友だちやナレーションは決して感情的に怒鳴りつけたり、やだもんの人格を否定したりしません。やだもんは自分の頑なな態度によって自ら困った状況に陥り、「やっぱりみんなと一緒のほうが楽しい」と自然な気付きを通じて自発的に行動を修正していきます。 この「罰を与えずに結果を体験させる」という手法は、現代のアドラー心理学やポジティブ・ディシプリン(前向きな子育て)の考え方と完全に一致しており、時代を40年も先取りしていた先進的な構成であったといえます。【実態検証】令和の親世代が「新装版絵本」と「復刻グッズ」に熱狂する理由
放送終了から数十年が経過した現在、『こんなこいるかな』は再び大きなムーブメントを巻き起こしています。その背景には、リアルタイムで番組を観て育った世代が親となり、自分たちの子どもへ読み聞かせる「世代間継承」が起きています。新装版絵本の復刊とロングセラー化
岩崎書店から刊行されている『新装版 こんなこいるかな』シリーズ(全12巻)は、鮮やかなデジタルリマスターと堅牢な製本仕様で復刊され、全国の書店や図書館で安定した貸出・売上実績を維持しています。親世代からは「自分が幼少期に安心感をもらった本を、我が子にも読んであげたい」「イヤイヤ期の子どもに読み聞かせると、客観的に自分の姿を見て落ち着いてくれる」といった熱い支持が寄せられています。カプセルトイやアパレルでの爆発的リバイバル
近年では、大手玩具メーカーによるカプセルトイ(ラバーマスコット、ポーチ、ミニフィギュア)の発売や、人気雑貨店・アパレルブランドとのコラボレーションアイテムが相次いで展開されています。SNS上では「懐かしすぎて全種類コンプリートした」「令和の時代にやだもんのポーチが買えるなんて胸熱」といった投稿が拡散し、発売直後に完売する店舗が続出するほどの社会現象となっています。 当時のレトロポップな色彩感覚や、無駄を削ぎ落としたミニマルなキャラクター造形は、昭和・平成レトロカルチャーを好むZ世代や若年層の心にも新鮮なデザインとして刺さっています。
【プロの結論】発達心理学から読み解く「自分らしさ」の受容と絵本選びの基準
『こんなこいるかな』がこれほど長く愛され続ける最大の理由は、心理学でいう「無条件の肯定的関心(Unconditional Positive Regard)」が作品全体に満ちているからです。 完全無欠なヒーローではなく、誰もがどこかしら欠点や不器用さを抱えている。それでも仲間外れにされることなく、同じコミュニティの中で共に笑い、助け合って生きていく――この世界観こそが、現代社会において子どもだけでなく、完璧な子育てを求められてプレッシャーを感じている親たちの心をも深く癒やしています。【絵本・作品選びの判断基準】
- おすすめできるご家庭:
- 子どものイヤイヤ期、怖がり、散らかし癖などの行動に悩み、イライラを減らしたい親御さん
- 子どもに「短所があっても愛されている」という確固たる自己肯定感を育みたいご家庭
- 多様な性格や個性を尊重する心を幼少期から養いたいと考える教育方針
- 慎重に読み聞かせるべきケース:
- 物語の「いたずら」や「拒絶」の模倣行動を極度に気にしてしまう時期(※この場合、「ぽっけはどうしてこんなことをしたのかな?」と対話を挟みながら読み進めることが推奨されます)
【こんなこいるかな キャラクター】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『こんなこいるかな』の絵本やアニメは現在どこで見られますか?
A1:絵本は岩崎書店より『新装版 こんなこいるかな』全12巻が全国の書店やオンライン書店で入手可能です。また、電子書籍版も配信されています。アニメーション映像については、NHKの公式アーカイブや特番での再放送、一部のメモリアルDVD等に収録されています。
Q2:全12人の中で当時最も人気があったキャラクターは誰ですか?
A2:圧倒的な知名度と人気を誇るのは、第1巻の主役でもある「いやだいやだのやだもん」です。また、共感を呼びやすい「こわがりやのぶるる」や、愛嬌のある「くいしんぼうのもぐもぐ」も高い人気を獲得し、グッズ化の際にもメインを飾ることが多いキャラクターです。
Q3:作者の有賀忍先生は他にどのような作品を手掛けていますか?
A3:有賀忍氏は絵本作家・イラストレーターとして活躍するほか、大学教授として児童学やメディア造形の指導にも尽力されました。『こんなこいるかな』のほかにも、『いたずらラッコのロッコ』シリーズや、独自の造形理論に基づいた木製玩具のデザインなど、子どもの感性を育む創作活動を多数手掛けています。 (出典: こんな こ いる かな キャラクター(Yahoo!ニュース))
まとめ:時代を超えて愛される12人の個性が教える子育ての真理
『こんなこいるかな』に登場する12人のキャラクターたちは、決して「理想的な良い子」ではありません。泣き、怒り、怯え、散らかし、忘れ物を繰り返す、不完全で等身大の子どもたちです。 しかし、原作者の有賀忍と声優の玄田哲章をはじめとする制作陣は、その不完全さこそがかけがえのない人間らしさであり、成長のエネルギーであるという温かな眼差しを注ぎ続けました。 大人の都合の良い型にはめるのではなく、子どものありのままの輪郭を認め、信じて見守ること。誕生から長い年月が経った2026年の今だからこそ、『こんなこいるかな』が遺したメッセージは、子育てや人間関係に悩むすべての大人たちにとって、立ち返るべき普遍的な道標となっています。