金婚式の次はいつ何婚式?55周年・60周年の名称と相場マナー完全版
人生の一大節目である「金婚式(結婚50周年)」を無事に祝えた家庭ほど、次に直面するのが「次の記念日は何年後にやってきて、どう祝えばいいのか」という疑問です。日本人の平均寿命が延伸し、夫婦そろって金婚式を迎えた後にさらなる長寿の節目を祝う機会が増加しています。しかし、銀婚式や金婚式に比べて50年以降の結婚記念日の名称や祝い方の実態は広く知られていません。
金婚式を通過した夫婦はすでに70代後半から80代を超えており、体調や生活環境も大きく変化しています。形式的なお祝いや高価な品物選びに終始してしまうと、かえって本人たちの負担になるケースも少なくありません。本稿では、金婚式の次に訪れる各記念日の正確な名称や数え方、お祝いの予算相場から、シニア世代の心理に配慮した失敗しない祝い方まで徹底取材をもとに解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:金婚式の次は「55周年のエメラルド婚式(翠玉婚式)」、続いて「60周年のダイヤモンド婚式」「70周年のプラチナ婚式」と続く。
- 要点2:お祝い金の相場は子どもからで3万〜5万円、食事会や記念品を含めた総予算は5万〜10万円前後が主流。
- 要点3:80代以降の親世代には「高額な貴金属」よりも「無理のない食事会」や「家族との団らん時間」を最優先にしたプランニングが支持されている。
【一覧表で確認】金婚式の次はいつ?結婚50周年以降の記念日名称と数え方
結婚記念日の数え方は、結婚した年を「0年目(0周年)」とし、満1年が経過した時点を「1周年(紙婚式)」と数える「満年齢方式」が国際標準です。つまり、金婚式何年目かといえば、結婚満50周年を迎えたタイミングを指します。
一般的に金婚式の次として大規模に祝われるのは、5年後の55周年結婚記念日である「エメラルド婚式(別名:翠玉婚式)」、そして10年後の「60周年:ダイヤモンド婚式」です。イギリス発祥とされる結婚記念日の文化では、年数を重ねるごとに柔らかい紙や木から、硬く輝かしい宝石へと象徴する鉱物が変化していきます。50年を超えると、鉱物の中でも最高硬度や希少価値を誇る宝石の名が冠されます。
| 周忌・年数 | 記念日名称 | 象徴の意味・由来 | 一般的な祝い方の傾向 |
|---|---|---|---|
| 結婚50周年 | 金婚式(きんこんしき) | 黄金のように価値ある豊かな愛の完成 | 親族一同が集う食事会や記念旅行が中心 |
| 結婚55周年 | エメラルド婚式(翠玉婚式) | 深く静かな尊い夫婦の絆・健康と長寿 | 緑を取り入れた記念品や家族での会食 |
| 結婚60周年 | ダイヤモンド婚式 | 最高度の硬度と輝き、不滅の愛と信頼 | 子ども・孫・ひ孫まで揃う大規模な祝宴 |
| 結婚65周年 | ブルースターサファイア婚式 | 慈愛・誠実・徳を兼ね備えた奇跡の歳月 | 自宅でのリラックスした歓談や感謝の贈呈 |
| 結婚70周年 | プラチナ婚式 | 永遠に変色しない奇跡的な夫婦の絆 | 体調を最優先にした穏やかな家族の集い |
なお、海外の慣習や地域によっては結婚60周年ではなく65周年をダイヤモンド婚式とする区分も一部存在しますが、現在の日本市場や冠婚葬祭マナーにおいては「60周年=ダイヤモンド婚式」「70周年=プラチナ婚式」という結婚記念日名称一覧の整理が定着しています。

【55周年・60周年の真相】エメラルド婚式とダイヤモンド婚式の特徴とお祝い相場
金婚式を終えた家族が具体的に計画を練る際、最もターゲットとなるのが55周年のエメラルド婚式と60周年のダイヤモンド婚式です。それぞれの特徴とお祝い金の支出相場を正確に把握しておく必要があります。
55周年:エメラルド婚式(翠玉婚式)の重みと予算感
エメラルドは「幸福・幸運・愛・健康」を象徴する宝石であり、古くから瞳を休める癒やしの石とも呼ばれてきました。半世紀を超えて寄り添い、お互いを慈しむ老夫婦の姿を、深緑の落ち着いた輝きになぞらえています。
子ども世代から両親へ贈るお祝いの金額相場は、2万〜5万円程度が標準的です。兄弟姉妹でお金を出し合い、合計5万〜10万円の予算を組んで会食費用や記念品に充てるケースが多く見られます。
60周年:ダイヤモンド婚式と60周年お祝い相場
60周年は夫婦そろって80代後半から90代を迎えているケースがほとんどであり、まさに奇跡的な節目です。ダイヤモンドの「何物にも傷つけられない強固な絆」を祝う場として、三世代、四世代が集う一大イベントとなります。
60周年お祝い相場は以下の基準が目安となります。
- 実子・子ども一同から:1人あたり3万〜5万円(兄弟姉妹合計で10万〜20万円規模)
- 孫から祖父母へ:1人あたり1万〜3万円(社会人の場合)、学生の場合は手紙や花束
- 親族・甥姪から:1万〜2万円
【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたシニア世代の本音
冠婚葬祭関連のアンケート調査やシニアライフ研究の現場データを検証すると、祝う側(子ども・孫)の意図と、祝われる側(高齢の両親)の受取感情には明確なギャップが存在します。
大手ギフトメディアや高齢者世帯へのヒアリング調査によると、80代以上のシニア層が「記念日に最も貰って困ったもの」の上位には、「身につける機会のない高価なジュエリー」「使いこなせない最新家電」「遠方への宿泊旅行券」が挙がっています。一方で「本当に嬉しかったお祝い」の第1位は圧倒的に「家族揃っての団らん・食事会の時間」、第2位は「感謝の手紙やアルバム」、第3位は「普段食べられない上質な日常食品」という結果が出ています。
現場取材で見えたシニア当事者のリアルな証言:
「金婚式の時はホテルで盛大に親戚を呼んで祝ってもらいましたが、80歳を超えたエメラルド婚式では長時間の宴会自体が身体に堪えました。一番ありがたいのは、近場の落ち着いた個室で、孫やひ孫の顔を見ながらゆっくりお昼ご飯を食べることです」(都内在住・84歳男性)
このデータと証言が示す通り、50周年以降の記念日では「見栄えの良さ」ではなく「親の体力と生活リズム」に寄り添った選択が不可欠です。

両親へのおすすめプレゼントとダイヤモンド婚式食事会の鉄則
それでは、具体的にどのようなギフトや祝い方が選ばれているのか、失敗のない実践的なプランを整理します。
エメラルド婚式ギフト・両親プレゼントおすすめの選び方
エメラルドの宝石そのものは指輪やネックレスとして贈っても、高齢の両親が外出先で身につける機会は限られます。そのため、象徴カラーである「深い緑色」をモチーフにした実用的なアイテムが選ばれています。
- 若狭塗や輪島塗の高級夫婦箸(若草色・深緑色):毎日使えて「健康と長寿」の祈りを込められる定番アイテム。
- 高級緑茶や上質グラス・湯呑みセット:自宅でのティータイムを豊かにするペアの器。
- メモリアルフォトフレーム・家族写真集:結婚式当時の写真から金婚式、現在の家族写真を1冊にまとめた手作りアルバム。
- 出張シェフサービス・高級料亭の仕出し:足腰が弱くなった親のために、自宅のリビングでプロの味を堪能するスタイル。
失敗しないダイヤモンド婚式食事会のセッティング条件
外食でダイヤモンド婚式食事会を開く場合、店舗選定には以下のシニア配慮が求められます。
- 完全バリアフリーと椅子の座敷:掘りごたつや正座は膝に負担がかかるため、完全な洋個室または畳の上にテーブル・椅子を配した個室を選ぶ。
- ランチタイムの開催:夜遅い時間帯の会食は高齢者の体内時計や就寝リズムを乱すため、正午スタート(12:00〜14:00)で2時間以内に終了させる。
- 食事内容のカスタマイズ:脂っこい霜降り肉や硬い食材を避け、少量で質が高く、柔らかく調理された和食会席を事前に店舗へオーダーする。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上のマナー情報には、過去の慣習に囚われた誤解や、現場感覚と乖離した記述が散見されます。トラブルを防ぐために知っておくべき盲点を解説します。
誤解1:「記念品には必ず指定の宝石を贈らなければならない」
「エメラルド婚式にはエメラルド」「ダイヤモンド婚式にはダイヤ」と書かれたマナー本がありますが、これは西洋の富裕層文化や宝飾業界の販促に由来する形式論に過ぎません。年金生活を送る親世代にとって、何十万円もする宝飾品を子どもから受け取ることは、感謝よりも「申し訳なさ」という心理的負担を生む原因になります。象徴カラーを取り入れた日用品や花束で十分敬意は伝わります。
誤解2:「金婚式同様に遠方への温泉旅行をプレゼントするのが親孝行」
結婚50周年の70代半ばであれば楽しめた温泉旅行も、55周年・60周年の80代〜90代になると移動そのものが大きな健康リスクになります。長時間の電車・車移動、慣れない寝床、浴槽での転倒リスクなどを考慮すると、遠出の旅行券をサプライズで贈る行為は避けるのが賢明です。どうしても旅行を贈る場合は、近場の送迎付き宿で、子どもが同伴するケア体制を敷く必要があります。

【プロの結論】家族社会学と高齢者心理から見出すべき教訓
家族社会学の知見において、高齢期における家族の集いは「世代間の継承(ジェネラティビティ)」を確認し、長寿を全うしつつある親の自己肯定感を満たす重要な社会的儀礼です。しかし、祝う側の一方的な自己満足や義務感で動くと、健全な親子関係の境界線(心理的バウンダリー)が崩れ、祝われる親が気疲れを起こしてしまいます。
おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
どのような祝い方を選ぶべきか、以下のチェックリストを参考に親の現状に合わせて判断してください。
- 【外食・料亭での祝宴がおすすめなケース】
- 両親ともに自力歩行が可能で、日常的な外出習慣がある。
- 孫や親族と賑やかに過ごすことが好きで、社交的な性格である。
- 【自宅での仕出し・オンライン参加に留めるべきケース】
- 車椅子を利用している、または長時間の座位保持が難しい。
- 持病や食事制限(塩分制限・嚥下機能の低下)があり、外食の調整が困難。
- 認知機能の低下が見られ、大人数が集まる慣れない環境で興奮・疲労しやすい。
形式を整えることよりも、「両親が笑顔で、一切の無理をせずに過ごせる環境」を整えることこそが、半世紀以上を生き抜いた夫婦に対する最大の敬意です。
【金婚式 の 次】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:金婚式の後は、毎年お祝いをするべきですか?それとも5年ごとですか?
A1:正式な名称がついている大きな節目は5年ごとの「55周年(エメラルド)」「60周年(ダイヤモンド)」ですが、80代以降は1年1年が非常に貴重な時間です。大掛かりな宴席は5年ごととしつつ、毎年の結婚記念日にはケーキや手紙、家族での電話など、ささやかなお祝いを毎年重ねる家庭が増えています。
Q2:両親の片方が施設に入居している場合、お祝いはどうすればよいですか?
A2:施設の面会ルールを確認した上で、相談員やケアマネジャーに事前に相談し、家族で個室面会を行う形が推奨されます。夫婦そろった写真を入れたフォトフレームや、施設内で着用できる肌触りの良いカーディガン、花束などを届けることで、十分に気持ちを伝えることができます。
Q3:のし(熨斗)の表書きや水引のルールはどうなっていますか?
A3:結婚記念日のお祝いは何度あってもめでたいお祝い事であるため、水引は「紅白または金銀の蝶結び(花結び)」を使用します。表書きは「祝 翠玉婚式」「祝 ダイヤモンド婚式」とするか、シンプルに「御祝」「寿」と記載するのが一般的です。
まとめ:家族の歩みを讃え、無理のない最高の節目を迎えるために
金婚式の次に訪れる結婚記念日は、単なる年数の経過ではなく、幾多の苦難を乗り越えて夫婦生活を続けてきた二人の歴史そのものを讃える尊い機会です。55周年のエメラルド婚式、60周年のダイヤモンド婚式と続く節目において、何より大切なのは豪華なプレゼントの金額ではなく、親への深い感謝と身体への細やかな気配りです。
親の健康状態やライフステージを冷静に見極め、家族全員が心から笑顔になれる温かい記念日を形にしてください。 (出典: 金婚式 の 次(Yahoo!ニュース))